ワイモバイルは、キャリア並みの通信速度の速さと月額料金の安さが魅力の格安SIMです。
そのため、大手キャリアからワイモバイルに家族で乗り換えを考えている方も多いでしょう。家族で乗り換えるとなった時に気になるのが、家族割引です。
1人1人の割引額が微々たるものでも、家族全員で数年間契約するとなると馬鹿にできない割引額になります。
本記事では、ワイモバイルの家族割引は本当に安いのか、大手キャリアの家族割引と徹底比較していきます!
ワイモバイルの家族割引とは?
まずは、ワイモバイルの家族割引のサービス内容や適用条件から見ていきましょう。
家族割引の割引内容
出典:ワイモバイル
ワイモバイルの家族割引の内容は、いたってシンプルです。
家族2人以上で契約すると、2回線目以降は毎月500円割引を受けることができます。回線というのは契約人数のことだと考えてもらって構いません。
つまり、家族2人以上で契約すると2人目以降は毎月500円づつ割引されるということです。最大9回線まで割引されます。
1人あたりの割引額は月額500円で、回線数が増えても1人あたりの割引額は変わりません。3人で契約したからといって1人の割引額が1,000円になるわけではなく、500円割引が2回線分で合計1,000円割引という仕組みです。
家族割引を適用した場合の月額料金は、以下の通りとなっています。
プラン名 | 通常料金 | 家族割引後の 料金 |
---|---|---|
プランS |
2,680円
|
2,180円
|
プランM |
3,680円
|
3,180円
|
プランR |
4,680円
|
4,180円
|
上記の料金は、家族割引以外の割引を何も適用していない金額です。
ワイモバイルの中で最も安い「スマホプランS」は、通常2,680円のところを2,180円で利用できます。さらに、契約から半年間は「新規割」で月額700円割引されるため、さらに安くなります。
大手キャリアで毎月1万円近くかかっていたスマホ代も、ワイモバイルなら半額以下の2,000円台で契約可能です。数年間家族で契約することを考えると、かなり節約できるのではないでしょうか。
家族割引の対象
家族割引の適用条件は、(1)家族で契約すること(2)対象プランに加入することの2点です。
厳密には、血縁の家族以外でもワイモバイルの家族割引を受けることができます。ワイモバイルの家族割引は、以下の人々を対象としています。
- 血縁/婚姻の家族
(一緒に暮らしている・離れて暮らしている) - 同居中の恋人・友人
想像していたよりも、かなり適用範囲が広いのではないでしょうか?
一緒に住んでいる家族だけでなく、遠くに住んでる親戚も家族割引の対象です。加えて、同じ住所であることが確認できれば、同棲中の恋人やルームシェアの友人も家族と認められます。
家族割引の適用条件
主回線 | 副回線 |
---|---|
・スマホプラン(S/M/R)
・タブレット向けプラン ・ポケットWiFi向けプラン |
・スマホプラン(S/M/R)
・タブレット向けプラン ・ポケットWiFi向けプラン |
主回線は契約の代表者、副回線は代表者以外の回線の総称です。例えば家族4人でワイモバイルを契約した場合の主回線は父か母、副回線は主回線以外の3人となります。
主回線も副回線も、スマホ向けプランの「スマホプラン(S/M/R)」を契約すれば家族割引の対象です。
スマホプラン以外では、タブレット向けの「データベーシックプランS/L」やポケットWiFi向けの「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」も割引対象となっています。
ガラケー専用プランの「ケータイベーシックプランSS」は対象外のため、ガラケーで家族割引を受けたい方はスマホプランを契約しましょう。
家族割引の終了条件
ワイモバイルの家族割引は、契約している限りずっと続きます。ですが、割引適用の条件を満たさなくなった場合は終了してしまいます。
- 主回線を解約した場合
- 料金プランを家族割引対象外プランに変更した場合
- 契約名義を個人から法人名義に変更した場合
割引終了条件1つ目は、主回線を解約した場合です。副回線の1つがワイモバイルを解約した場合、主回線と他の副回線では家族割引が続きます。
一方主回線を解約した場合は、全ての副回線の家族割引が終了してしまうのです。そのため、今後他社への乗り換えや解約の可能性がなるべく低い方を主回線にした方が良いでしょう。
2つ目は、料金プランを家族割引の対象外プランに変更した場合です。スマホプランS→Mなどに容量変更する場合は問題ありません。
ですが、「スマホプラン」から、家族割引対象外の「ケータイベーシックプランSS」等に変更した場合は割引が終了します。
3つ目は、個人名義から法人契約に契約名義を変更した場合です。こちらはなかなかないので、大丈夫かと思います。
ワイモバイルと他社家族割引を比較
ワイモバイルの家族割引は本当にお得なのか、ワイモバイルと他社の家族割引を比較していきます。家族で乗り換えを検討している方は、どの会社の家族割引が最もお得なのか参考にしてみてください。
今回は大手キャリアのドコモ・au・ソフトバンクと、格安SIMのUQモバイル・mineoの合計5社とワイモバイルを比べてみました。
- UQモバイル:UQ家族割
- mineo:家族割引
- ソフトバンク:みんな家族割+
- ドコモ:みんなドコモ割・ファミリー割引
- au:家族割プラス
5社の回線ごとの割引金額を比較した表が以下の通りです。
2回線 | 3回線 | 4回線 | |
---|---|---|---|
ワイモバイル | 500円 | 500円 | 500円 |
UQモバイル | 500円 | 500円 | 500円 |
mineo | 50円 | 50円 | 50円 |
ソフトバンク | 500円 | 1500円 | 2000円 |
ドコモ | 500円 | 1,000円 | 1,000円 |
au データMAXプラン Netflixパック |
1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
au その他プラン |
500円 | 1,000円 | 1,000円 |
割引金額が多かったのは、auの「データMAXプラン Netflixパック」とソフトバンクの家族割引でした。特にソフトバンクは4回線以上で2,000円割引されるため、他社の家族割引と比較して2倍ほど高いです。
ですが、大前提としてauもソフトバンクも元々の料金がワイモバイルよりも高いことを忘れてはいけません。
auの「データMAXプラン Netflixパック」は7,880円、ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」は7,480円が通常料金です。ワイモバイルの最も高いプランと比べ、3,000円ほど高くなっています。
そのため、家族割引込みの月額料金で比べてもワイモバイルの方が圧倒的に安いです。
格安SIM同士で比べると、ワイモバイル・UQモバイルは、全回線一律500円割引という全く同じ内容でした。mineoは月額50円割引であることを考えると、ワイモバイルの家族割引はかなりお得だと思います。
ソフトバンクのみんな家族割+のサービス内容や適用条件を解説した、こちらの記事もご覧ください。
ワイモバイル家族割引の申し込み方法
ワイモバイルの家族割引は自動適用されるわけではなく、申し込みが必要です。家族割引の申し込みは、店舗受け付けのみとなっています。
申し込み方法は、「主回線と副回線全員で来店する場合」と「主回線or副回線だけが来店する場合」の2つあります。
- それぞれの本人確認書類
- 家族確認書類
- 主回線or副回線の本人確認書類
- 家族確認書類
- 家族割引サービス同意書
- 委任状
家族確認書類とは、家族全員同じ住所と確認できる住民票や、戸籍謄本などです。詳しい書類については、ワイモバイルの家族確認書類をご確認ください。
主回線もしくは副回線だけが来店する場合は、必要書類が少し増えます。家族割引サービス同意書と委任状を用意して、来店しましょう。
ワイモバイル家族割引の注意点
ワイモバイルの家族割引を申し込むにあたって、事前に確認しておきたい注意点をまとめました。
主回線は家族割引がない
ワイモバイルの家族割引では、主回線への割引がありません。言い換えると、割引されるのは2回線目以降の人ということです。
2回線以上契約した場合も、1回線目(主回線)は割引されませんので注意してください。
家族割引と併用できないサービスがある
ワイモバイルには、家族割引以外にも様々な割引サービスがあります。注意点2つ目は、一部の割引サービスと家族割引は併用できない点です。
家族割引と併用不可のサービスは、以下の通りとなっています。
- おうち割 光セット
- Wi-Fiセット割
- 光おトク割
- おうち割 光セット(A)
- もう一台無料キャンペーン
- イーモバイルセット割
- タブレット割引(スタートキャンペーン向け)
家族でワイモバイル乗り換えがおすすめ
ワイモバイルの家族割引サービスを解説してきました。
ドコモ・au・ソフトバンクと比べると割引額はやや下がりますが、元々の月額料金を考えるとワイモバイルはとてもお得です。
今現在家族で別々の携帯会社を契約している場合は、これを機に家族でワイモバイルに乗り換えてみてはいかがでしょうか?